階段の1段の高さを低くしたい、1段の踏面（奥行き）を広くしたいといった相談はほとんどございませんが、もし階段を変更する場合は、階段をはじめ、階段付近の壁、天井、床の一部等、撤去範囲が大きくなります。
また1段の高さを低くする場合は、その分階段の段数が増えます。例えば現在の階段の段数が13段上りで1段の高さが225ｍｍだとします。1段の高さを200ｍｍにする場合は、だいたい15段上りになります。
この時点で階段の段数が2段増えます。さらに1段の踏面（奥行き）も広くしたい場合、例えば現在の踏面が210ｍｍ（段板を上から見た時に見える板の奥行き）だとします。これを240ｍｍに増やしたとします。現在の階段が12段×210ｍｍ＝2,520ｍｍ、仮に15段上りにした場合14段×240ｍｍ＝3,360ｍｍとなり、840ｍｍ現在の階段よりも長くなります。（廻り階段ではなく鉄砲階段の場合）
　このように階段の変更は、現在の間取りに大きく影響することから、なかなか難しいことがわかります。
　こんなことは百も承知との意見が大半だと思いますが、もし階段を変更したいとの要望がございましたら、お気軽にご相談ください。