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株式会社 牧野製材所

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リフォーム基礎知識

気密測定

リフォーム工事の気密測定

 新築工事では断熱と気密はセットで施工されておりますが、リフォームでは部分的な改修が多く、弊社でも気密について検討する機会はごく稀です。
 新築物件のお話になりますが、弊社では平成5年から外断熱工法に取り組み、現在まで127軒のお客様宅にて気密測定を行い、断熱と気密の工事の実績を積ませていただきました。
 そんな中2020年になりますが、家丸ごとリノベーションの機会をいただき、そのお客様宅にて初めてリフォーム工事での気密測定を行いました。結果はC値1.9という数値がでました。(下記説明参照)新築工事での弊社の平均的な数値には届きませんでしたが、気密の取りにくい箇所も多く、今後はさらに数値がよくなるよう努力していく必要があると感じました。
 家丸ごとリノベーションで見えない部分の断熱・気密も気になるという方はお気軽にご相談ください。

気密測定の写真

 C値とは、住宅における相当隙間面積のことです。建物全体にある隙間面積(cm2)を延床面積(m2)で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。
 C値の測定は、実際に建てられた建物内で、専門の気密測定試験機を使って行います。数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物といえます。
 例えば、延床面積が100㎡の場合、C値が5.0なら隙間面積は500cm2(はがき約3.3枚相当分)、C値が2.0なら隙間面積は200cm2(はがき約1.3枚相当分)です。
住宅の気密性能を表す指標として「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準」(省エネ法)で用いられていますが、2009年(平成21年)に改定された際に、気密住宅の規定および数値基準などは削除されました。
 2013年に省エネルギー基準が改正されて以降は、建物と設備機能を一体化して建物の「一次エネルギー消費量」を評価する指標が使われています。