2007年11月22日(木)
無垢板
今日はタモ無垢材を使用している現場にお邪魔しました。
巾木、廻り縁、窓枠にタモの無垢材を使用しています。今日は窓枠を入れているところでした。
大工さんは窓枠をなるべく早めにつけたいんだよね、と言っていましたが、その理由がまだ取り付けていないタモ無垢板を見てわかりました。
床に積まれたタモ無垢板を手にとって良く見ると、板がすでにむくれているのです。断面の方から見ると良くわかるのですが、木表側が山状に微妙に膨らんでいます。
このような状態になると、窓枠を留にして納める時になかなか留がうまくつかなくなってしまうのです。それに対して集成材では多少はそりがあったとしてもそれほど問題ないのですが、無垢板というのは難しいものです。一番やりやすいのはやっぱり化粧シート仕様の窓枠です。化粧シートの内部はベニヤ又はMDFでできているため無垢板や集成材のようにそることがほとんどありません。良くできていますよね。
ただ窓枠に無垢板が納まると何ともいい感じなのです。何となく昔の家っぽい感じがします。悪い意味ではなく、天然素材を使用するのが一般的だった時代を懐かしく思うという意味です。
私はできるだけ問題のない材料を選びたいという気持ちでお施主様とお打ち合わせすることを心がけていますが、無垢板の時にはそうはいきません。
「問題のないよう大工さん、しっかり納めてね!」
と何とも無責任なようにも思える考えでいます。それは大工さんならうまく納めてくれるという安心感からなのです。
無垢材を使用することが少ない現在の家づくりではこのような無垢材を使用した家が貴重に思えてなりません。そう思うと私はいつも空想の世界に入るのです。
んー、あそこにヒノキは使えないのかな?
んー、あそこは安い安い無垢材でいいから使えないかな?
んー、やっぱりあそこはタモとか硬い木じゃないと駄目かな?
んー、そういえばこの間、安い外国産の木があったな、でもその産地では伐採後のケアがちゃんとできているのかなあ?
などなど、無垢の木を使うことを想像し、そしていつもやっぱりそう甘くはないな、などと実現することのない空想を抱いているのです。
そんなことを考えているとわくわくして、これが楽しいのです。ふんだんに無垢の木を使った家づくり、そんな理想を抱きながら今後も家づくりに励んでいきたいと思います。








