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2007年06月02日(土)

訳なんてあるんでしょうか。

 今日、日野の現場で施主様に大工さんの穿いているだぶだぶとしたズボン、ニッカーボッカーと言うのでしょうか?そのことについて質問されました。
「よく、職人さん達(若い人)はこういうのを穿いていますけど何か意味があるんでしょうか。」

うーん、意味か。そう言われてみると何故なんだろうと思います。意味と言うより、穿き始めたきっかけと言うのはおそらく仕事を始めた当初、周りの人たちが穿いていたから作業服といったらこれなんだろうと思い、穿いている。そして穿いてみると意外と動きやすいので穿き続けている。というのがあると思います。

 日本人が作業服として利用した経緯としては、軍服として利用されていたそれが大量にあったという事で当時の労働者が穿いていた。と言う説があるらしいです。他にも理由はあるのでしょうが詳しくは分かりません。
 と、ズボンの話を聞いていた親方が、
「そうだね、大工はむかしはピタっとしたものを穿くのが常識だったんだけど。おれも弟子時代はそんなだぶだぶしたもの穿いてたら叱られたなぁ」
とむかしを思い出していました。
確かに親方を含め、その世代の大工さんはあまり穿いていません。
 むかしの大工さんはチョウナ(手斧)という道具を頻繁に使っていたといいます。どう使うかと言うと、木材の上に自分が立ち、チョウナで削る部分を足元でおさえる。といった具合でしょうか。そんな作業ですから、手元、足元が狂う訳にはいきません。もしゆるい草履やだぶだぶしたズボンで手がひっかかってしまえば大けがを負ってしまいかねません。だから、着る服にも注意を十分に払っていたと思います。
 そんな事をいっては今の若い大工さん(穿いている人)は危険では、と思ってしまいますが、先にも述べたように、あんな格好をして意外と動きやすいんです。まぁ、怪我には十分に気をつけて欲しいですが、むかしから大工さん達のあいだで語られている決まり文句があるらしく、

   「ケガと弁当は自分持ち!」
だそうです。

カテゴリー:06 マギナーkota54 職人 投稿者 :マギナーkota


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