<< Christmas tree | メイン | カレンダー2006 >>

2005年12月11日(日)

耐震強度偽装問題を考える

いわゆる「耐震強度偽装問題」、大きな社会問題となっております。
わが牧野製材所も木造住宅ではありますが、同じ建築に携わるものとして、何とも「恥ずかしく」「情けなく」「申し訳なく」「腹立しい」思いでいっぱいです。

テレビの報道番組で見る限り、そこに登場する関係者の方々には、それぞれの立場は異なりながらも多くの共通点が感じられることがあります。

まずお客様に本当に申し訳ないという顔をした人が一人もいないということ。なんでこんなことになっちゃったんだろう、という他人事顔。俺だけじゃない皆やってるよという責任回避顔。あ〜あ、これで今迄の儲けもふっ飛んで先行きどうしようなんて考えている後の祭り顔。
厳しい建築業界の中でいわば勝ち組という立場で、下請けには無理難題を押しつけ、社員には昼夜を問わずハッパをかけて、業績の向上のみに走ってきた姿があきらかに想像できます。

私達の家造りの精神的支柱として日頃から学んでいる本の中にこんな記述があります。
「工務店が絶対に追ってはならないものがあるのです。それはエリアと数の拡大です。」中略「それでも勢いに乗って拡大を続けて行くと、どうしても安く、早く、簡単に作るために役立つ構造と工法と人手を選択して、より多く儲けることを追求することになってしまうのです。」中略その結果「住む人の幸せは二の次三の次になり、受注合戦に勝つことだけが目的になってしまうのです。」以上、松井修三著『「いい家」が欲しい。』より

私達もキレイ事だけ言うつもりはありません。仕事は「儲け」がなければ成り立ちません。しかしその前にお客様の「満足と安全」があり、しかも一瞬ではなく、継続してそれを保つことが出来て初めて「儲け」を頂けるのが本物の「事業」だと考えています。

常に初心に立ち帰り、確認に確認を重ねながら、生きて行かないと人間というのは道を誤るものだな、と今回の事件の主役の方々は教えているようです。

“欲と欲 ぶつかり合って 墓を掘り” G


カテゴリー:04 マギナーG 投稿者 :マギナーG


コメント

コメントしてください




保存しますか?


 
PAGE TOP